国の原子力規制を一元的に担う新たな組織「原子力規制委員会」について、細野原発相は１３日、関連する文書を自発的にホームページ上で公開するなど、情報公開を徹底する方針を示した。

　「自発的に可能な限り、多くの原子力規制関連の行政文書をホームページなどで常にアクセスできるよう公開することが必要」－細野原発相は、新たに発足する原子力規制委員会について、関連する行政文書や委員会の会議の内容などの情報は原則として公開し、透明性の確保を徹底する方針を示した。

　原子力規制委員会の委員と電力事業者との会食の席などで行われたやり取りについても、原則として公開するとしている。

　一方で、「核物質の防護など、安全保障に関する情報は公開できない」としており、今後、規制委員会の委員が決まった後、具体的な情報公開の方法や運用のガイドラインを決めるという。