５日に生まれた東京・上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃんは１０日朝、親子ともに状態が安定していたため、再び母親の元に戻された。

　上野動物園によると、５日に生まれた赤ちゃんパンダは７日、母親・シンシンが授乳をしなくなり、体温が下がったことから保育器に入れられたが、体調が回復したため、９日、一時、シンシンの元に戻された。夜間は赤ちゃんの状態が不安定になる可能性があったため、上野動物園は９日午後、シンシンの元から離し、再び保育器に移していた。

　１０日朝になって飼育員が確認したところ、親子ともに体調が安定していたため、午前７時半頃、赤ちゃんをシンシンの元に再び戻したという。その後も親子ともに落ち着いた様子が続いており、上野動物園は２４時間態勢で親子の様子を監視カメラで確認している。