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露首相、極東を訪問 北方領土の視察も予定

2012年7月3日 3:28

 ロシア・メドベージェフ首相が2日、10人の閣僚を伴い、極東のウラジオストクを訪問した。今回の訪問では、北方領土の視察も予定されている。

 メドベージェフ首相は2日、ウラジオストクに到着し、APEC(=アジア太平洋経済協力会議)のサミットの会場となる島と市内を結ぶ新しい橋の完成式典に出席した。今回の極東訪問は4日間の日程で、シュワロフ第一副首相やイシャエフ極東発展担当相ら10人もの閣僚が同行していて、政府の極東重視の姿勢を内外にアピールする狙いがあるとみられる。

 また、サハリン州政府の関係者によると、メドベージェフ首相は4日にも、閣僚らと共に北方領土の択捉島を訪れる予定。日本側は強い懸念を示していて、訪問が実施されれば、さらなる反発は必至とみられる。