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iPad訴訟 米アップル、中国企業と和解

2012年7月2日 16:43
iPad訴訟 米アップル、中国企業と和解

 タブレット型端末「iPad」の商標権をめぐって、アメリカの「アップル」と中国企業が争っていた裁判で、アップル側が6000万ドル(約48億円)を支払うことで和解が成立した。

 この裁判は、中国でのiPadの商標権をめぐって、アップルと中国メーカー「唯冠科技」が争っていたもので、一審で唯冠科技が勝訴した後、広東省の高級人民法院で和解協議が行われていた。高級人民法院によると、先月25日にアップル側が唯冠科技に対し、約48億円を支払うことで和解が成立したという。

 今回の和解でアップル側は、中国大陸でiPadの販売を継続することができるが、知的財産権の登録や中国の商習慣への理解が中国ビジネスで重要であることを改めて示す結果となった。