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再生可能エネルギーの買い取り制度スタート

2012年7月1日 21:52
再生可能エネルギーの買い取り制度スタート

 太陽光など再生可能エネルギーによって発電された電力の買い取りを電力会社に義務付ける制度が1日、スタートした。

 この制度は再生可能エネルギーの普及を促すのが狙いで、電力会社は、太陽光や風力などによって発電された電力を買い取ることが義務付けられている。価格は発電業者に利益が出るよう設定されているため、発電事業を拡大したり、新規に参入したりする企業が相次いでいる。ただ、買い取る費用は電気料金に上乗せされる。経産省の試算では、標準家庭(一月あたりの電気料金が7000円)の負担は全国平均で一月あたり87円増えることになる。

 普及を進めるには、発電場所と消費地の間の送電網をどう充実させるかなど、課題も残っている。