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首相、週明けに造反議員への処分具体的検討

2012年6月30日 18:34
首相、週明けに造反議員への処分具体的検討

 野田首相は30日、東京都内で講演し、消費税増税法案などの衆議院採決で造反した民主党議員への処分について、週明けの党役員会に出席し、具体的な処分内容の検討に入る考えを示した。

 野田首相「党のルールに基づいて厳正に対処したいと思いますが、来週早々にも、その役員会を開くつもりでございます。その役員会には私も出席するつもりです」

 野田首相はまた、民主党の輿石幹事長と小沢元代表の会談で3党合意の修正が話し合われたのではないかとの一部報道について、「あり得ません。修正をするかのような話は全くしていないと幹事長から報告を受けている」などと明確に否定した。

 さらに、小沢氏らが離党の構えを見せていることに関し、「分党なんてあり得ない。同じ党で別の会派もあり得ない。そういう提案もきていないし、常識的にのむはずもない」と述べた。

 これに関連して、輿石氏は30日午後、山梨・甲府市で記者団に、「月曜日(7月2日)の役員会で処分を提示するわけではない」と述べた。小沢氏との協議が続いていることから、早急に処分内容を出すことに慎重な姿勢を示したとみられる。