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“オスプレイ”地元説得「自信ない」防衛相

2012年6月30日 2:03
“オスプレイ”地元説得「自信ない」防衛相

 アメリカ軍の新型輸送機「MV22オスプレイ」の普天間基地(沖縄・宜野湾市)への配備が、アメリカ政府から正式に通告された。これを受け、森本防衛相は30日から沖縄県などを訪問し、協力を求めることにしているが、29日、「地元を説得できる自信はない」と述べた。

 森本防衛相「どれだけ説得できる自信があるのかと聞かれたら、率直なところ、I’m not confident(自信がない)」

 森本防衛相は30日から沖縄県と山口・岩国市などを訪問し、知事らに、アメリカ軍の配備計画や、モロッコなどで起きた墜落事故の調査について途中経過を説明し、協力を求める考え。しかし、会見で地元を「説得できる自信はない」と述べた上で、「事故の調査が完全に終わっていないときに私がいかに説明しても、飛行の安全性について確信を持っていただくのは多分、無理であろう」と述べた。

 オスプレイの配備に地元で反対の声が広がる中、防衛相のこうした発言は波紋を広げそうだ。