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豪雨被害の鹿児島・肝付町、孤立状態続く

2012年6月29日 20:24
豪雨被害の鹿児島・肝付町、孤立状態続く

 豪雨による土砂崩れに見舞われた鹿児島・肝付町では、復旧作業が難航し、29日午後7時現在も2つの集落で孤立状態が続いている。

 27日に一時間に89ミリの猛烈な雨が観測された肝付町では、十数か所で土砂崩れが発生し、至る所で道路が寸断した。29日午後7時現在も、2つの集落で59世帯111人が孤立している。集落の住民たちは、住宅に押し寄せた土砂を取り除くなど復旧作業に追われていた。

 肝付町の内之浦宇宙空間観測所でも、ロケットからのデータを受信するための通信ケーブルや鉄塔が土砂とともに崩れ落ちた。来月10日に予定されていた観測ロケットの打ち上げは延期となり、復旧のメドは立っていない。