ヨーロッパを訪問中のミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チー氏は２６日、フランスを訪問し、オランド大統領と会談した。

　スー・チー氏は２６日、イギリスから高速鉄道「ユーロスター」を利用してフランス・パリに到着し、大統領府でオランド大統領と約３０分間会談した。会談後の会見で、オランド大統領は「フランスでも、自由・博愛・平等という普遍的価値を大切にしている」と述べ、スー・チー氏の民主化運動への長年の功績をたたえるとともに、ミャンマーのさらなる民主化への支援を約束した。

　一方、スー・チー氏は、支援への感謝を述べた上で、「民主主義と経済発展のため、若者の教育に力を注いでいく」と語った。

　スー・チー氏は２９日までフランスに滞在し、期間中に「パリ名誉市民」の称号の授与式や、ソルボンヌ大学での講演会などが予定されている。