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福島・須賀川の牛肉から新基準値超セシウム

2012年6月23日 15:37
福島・須賀川の牛肉から新基準値超セシウム

 福島・須賀川市で生産された牛の肉から100ベクレルを超える放射性物質が検出された問題で、農家は無念さをにじませている。

 県は、21日に行った検査で、須賀川市の農家の牛の肉から140ベクレルの放射性セシウムが検出されたことから、この農家に出荷を自粛するよう要請した。

 農家によると、これまでに育てた7頭の牛の検査で100ベクレルを超えたことはなかったという。この農家は「東日本大震災(による福島第一原発事故)さえなかったら、ずっと順調にやっていけたのに。本当に悔しい」と話した。

 牛肉については、一キロ当たり100ベクレル以下とする食品の新基準の適用が10月からとなるが、県は餌のワラなどを分析し、原因を調べている。