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脳死判定された男児の臓器摘出手術始まる

2012年6月15日 13:02
脳死判定された男児の臓器摘出手術始まる

 判定の基準がより厳しい6歳未満で初めて脳死と判定された幼児からの臓器摘出手術が15日正午過ぎ、富山市の富山大学付属病院で始まった。

 低酸素性脳症による脳死と判定されたのは、富山大学付属病院に入院していた6歳未満の男児。改正臓器移植法による6歳未満の脳死臓器移植は初めて。

 摘出手術は15日正午過ぎから始まり、心臓、肝臓、腎臓の順番で摘出される見通し。このうち心臓は大阪大学付属病院で10歳未満の女児に、肝臓は東京の国立成育医療研究センターで10歳未満の女児に、両方の腎臓は富山県立中央病院で60歳代の女性にそれぞれ移植される予定。手術は15日午後3時30分頃までには終わる見通し。