民間として初めて国際宇宙ステーション（＝ＩＳＳ）とのドッキングを果たした宇宙船「ドラゴン」が３１日、地球へ戻るため、ＩＳＳを離れた。

　ベンチャー企業「スペースＸ」が打ち上げたドラゴンは２５日、民間として初めてＩＳＳとドッキングした。ドラゴンは、食料や衣服などをＩＳＳへ運搬することに成功し、今度は地球へ戻るため、３１日にＩＳＳを離れた。ＩＳＳからは、実験装置や船外活動で使用された装備品など計約６６０キロを持ち帰る。

　ドラゴンはこの後、大気圏に再突入するが、その際、船体の表面温度は約２５００℃まで上がることになる。大気圏に無事突入できれば、日本時間１日未明に太平洋上に帰還する予定。