後ろ手に縛られた13遺体見つかる シリア
アサド政権による反体制派への激しい弾圧で連日死者が出ているシリアで、新たに虐殺されたとみられる13人の遺体が見つかった。
現地で停戦監視活動にあたっている国連停戦監視団のムード団長は30日、シリア東部・デリゾールで13人の遺体が見つかったことを明らかにした。遺体は後ろ手に縛られていて、一部は至近距離から頭を撃たれたとみられ、ムード団長は「許しがたい行為だ」と厳しく非難している。
こうした中、アメリカ・オバマ大統領は30日、ドイツ、フランス、イタリアの首脳とテレビ会議を行い、アサド政権による市民への暴力行為をやめさせ、政権移行を実現することが重要だという認識で一致した。
また、アメリカ政府は30日、シリアの銀行1つを新たに制裁の対象に加えた。アサド政権の資金源を遮断するのが狙い。