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スー・チー氏、ミャンマー人居住区を視察

2012年5月30日 16:00

 24年ぶりとなる外遊でタイを訪れているミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チー氏は30日、ミャンマーからの季節労働者が多く住む地域を視察し、熱狂的な歓迎を受けた。

 バンコク近郊・サムットサコンには、7万4000人のミャンマー出身の労働者がいる。スー・チー氏は、近くのミャンマー人団体の事務所で演説し、「今、国は変わっている。皆さんは帰国することもできる」「人々の権利のために、私ができる限りのことをします」と呼びかけた。

 タイのミャンマー人労働者は、低賃金や長時間労働などを強いられることが多いとされ、スー・チー氏はタイ政府首脳との会談で、労働条件の改善を申し入れることにしている。