×

身元不明戦没者の拝礼式 1228柱を納骨

2012年5月28日 21:14
身元不明戦没者の拝礼式 1228柱を納骨

 第2次世界大戦中、硫黄島などで死亡した日本兵と民間人の遺骨のうち、身元がわからない遺骨を納める「拝礼式」が28日、東京・千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われ、常陸宮ご夫妻や野田首相らが参列した。

 この式典は、昨年度、政府が新たに収集したものの、身元がわからず遺族に引き渡すことができない戦没者の遺骨を納めるもの。今回は硫黄島やインドネシアなどで収集された1228柱が納骨され、これで計約35万7000柱が納骨されたことになる。

 厚労省は、海外などに残る約113万人の遺骨について、今後も収集を続ける方針。