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ダウ平均135ドル高、7営業日ぶり反発

2012年5月22日 8:45

 21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、優良株で構成するダウ平均株価は先週末比135ドル10セント高い1万2504ドル48セントと、7営業日ぶりに値を上げて取引を終えた。

 G8サミット(=主要国首脳会議)で19日に採択された首脳宣言には、政局が混迷するギリシャがユーロ圏に残ることを促す表現が盛り込まれた。これが市場の安心感につながり、買いの材料になった。

 一方、18日にナスダック市場に上場したインターネット交流サイト「フェイスブック」は、取引開始直後から急落し、売り出し価格の38ドルを割り込み、34ドル03セントで取引を終えた。上場初日に売り出し価格とほぼ同じ水準で終わったことに対し、「投資家の落胆が売りにつながったのではないか」と市場関係者は話している。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比68.42ポイント高い2847.21で取引を終えた。