日本各地で雲間から金環日食 次は18年後
21日朝、「金環日食」を観察できる地域では曇りや雨のところが多くなったが、全国各地で雲の切れ間から世紀の天体ショーを楽しむことができた。
国内では25年ぶりとなった金環日食当日の天気は、日本列島の南にある低気圧と前線の影響で、九州や太平洋側の沿岸部を中心に雨や曇りのところが多くなり、観察できない場所があった。トカラ列島の鹿児島・宝島をはじめ四国から近畿、東海、関東、東北南部では雲が広がったところが多かったが、午前7時30分前後には雲の切れ間から金環日食を楽しむことができた。
また、太陽の8~9割が欠ける「部分日食」となる北日本や日本海側では晴れたところが多く、広い範囲で部分日食が見られた。
次に国内で金環日食を観察できるのは30年で、北海道で見ることができる。