海外の衛星の打ち上げを初めて受注した「Ｈ２Ａ」ロケットが１８日未明、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。

　Ｈ２Ａロケット２１号機は、１８日午前１時３９分に種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは１６分後に韓国の衛星を、２３分後には日本の衛星を予定の軌道で切り離し、打ち上げは無事、成功した。

　今回、ロケットに搭載されたのは、地球の海水温や水蒸気の量などを観測する水循環変動観測衛星「しずく」と、韓国の多目的実用衛星「アリラン３号」。

　海外の衛星の打ち上げ成功は今回が初めてで、日本のロケットが商業衛星打ち上げ市場への参入を果たしたことになる。