政府が、今年の夏の電力不足への対策として関西電力管内に１５％の節電目標を設ける方針であることがわかった。

　関西電力は今年の夏、１４．９％の供給力不足が予想されていて、安定供給のためには余裕を含めて２０％程度の改善が必要となる。そのため政府は、関西電力管内に１５％の節電目標を設ける他、中部、北陸、中国の各電力会社管内に５％の節電を求め、浮いた電力を関西電力に融通する案を検討する。また、供給力不足が予想される北海道電力管内には７％の、九州電力管内には１２％の節電を求める他、四国電力管内にも５％の節電を求める方針。

　一方、東京電力と東北電力管内には、数字目標は求めない方向で検討している。