ゲリラ豪雨や台風が襲うこれからの季節に備え、東京・荒川の河川敷で１１日、水害に対応するための訓練が行われた。

　訓練は、大雨で川が増水し、周辺の地域で床上浸水の危険が迫ったという想定で行われた。東京消防庁や地元の消防団が、中州に取り残された釣り人をボートで助け出したり、増水した川の水が住宅地へ流れ出すのを防ぐため、土のうを素早く積み上げたりする作業が行われた。

　東京消防庁は、川は豪雨によって短い時間で増水することもあるため、普段から避難経路を確認するよう呼びかけている。