韓国国防省は、日本と防衛・安全保障に関する情報の共有に向けた協定を、今月末にも初めて結ぶ方針であることを明らかにした。

　日本と韓国は、防衛・安全保障に関する情報の共有に向けた協定と、韓国軍と自衛隊との間で燃料などのやり取りを可能にする協定の締結に向け、協議を進めてきた。これについて韓国の国防省は８日、今月末を目標にこの２つの協定を結ぶ方針だと発表した。

　韓国では、軍事分野での日本との交流には反対意見もあるが、国防省の報道官は「北朝鮮の核やミサイルについて情報交換を行う必要がある」とコメント。北朝鮮が韓国への強硬姿勢を続ける中、日本との協定が必要と判断した。

　一方、田中防衛相は会見で、協定の締結に向けて「最大限の努力をしている」と話している。