×

日韓が初の“軍事情報共有”の協定締結へ

2012年5月8日 13:47

 韓国国防省は、日本と防衛・安全保障に関する情報の共有に向けた協定を今月末にも初めて結ぶ方針であることを明らかにした。

 日本と韓国は、防衛・安全保障に関する情報の共有に向けた「軍事情報包括保護協定(=GSOMIA)」と、韓国軍と自衛隊との間で燃料などのやり取りを可能にする「物品役務相互提供協定(=ACSA)」の締結に向け、協議を進めてきた。これについて韓国国防省は、今月末を目標にこの2つの協定を結ぶ方針だと発表した。

 これらの協定は日米、米韓の間ではすでに結ばれているものの、歴史的経緯などから韓国側で反対意見が根強く、日韓の間では結ばれていなかった。しかし、北朝鮮の事実上の弾道ミサイル発射などを受け、韓国側は軍事分野での日本との協力に踏み出すことにした形。