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首都高、老朽化した羽田線の現状を公開

2012年5月3日 8:41
首都高、老朽化した羽田線の現状を公開

 老朽化が進む首都圏の大動脈「首都高速道路」で2日、建設から50年がたつ1号羽田線の劣化の現状が公開された。

 全長約300キロメートルの首都高速道路のうち、半分近くの区間が建設から30年以上経過して老朽化が進んでいて、補修工事などにかかる費用は年間約500億円に上る。

 こうした老朽化の現状を知ってもらおうと、「首都高速道路会社」は、建設から50年がたつ1号羽田線の老朽化の現状を公開した。1号羽田線を支える柱は、海水の影響でコンクリートがはがれ落ち、鉄筋がむき出しになっていた。

 道路の維持管理を続けていくためにはコストがかかることから、首都高速道路会社は、建て替えも含めた検討を行っていて、年内に方針を決めるとしている。