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母の帰国交渉、見える形で進めて~曽我さん

2012年4月28日 19:21
母の帰国交渉、見える形で進めて~曽我さん

 東京・千代田区で28日、北朝鮮による拉致被害者の救出を訴える集会が開かれ、帰国して10年目となる拉致被害者・曽我ひとみさんが、一緒に拉致された母親の帰国に向けた交渉を目に見える形で進めてほしいと訴えた。

 集会には、02年に帰国した曽我さんや、北朝鮮に拉致された疑いのあるアメリカ人男性の家族らが参加した。曽我さんは、一緒に拉致され、現在も帰国を果たせていない母・ミヨシさんへの思いを語った。

 曽我さん「決まって考えることは、母のことです。この10年間、何の進展もないまま、いたずらに時間だけが過ぎてしまいました。むなしさだけが、どんどん胸に積もっていきます」

 また、集会では「『北朝鮮の国家安全保衛部が、08年の時点で10人ほどの日本人拉致被害者を管理し、翻訳などをさせていた』という新たな情報がある」との報告が行われた。