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福島産キュウリの産地を偽装、改善を指示

2012年4月28日 1:06
福島産キュウリの産地を偽装、改善を指示

 東京・北足立市場にある仲卸業者が、福島県産のキュウリを山形県産や岩手県産と偽って販売していたとして、東京都が27日、日本農林規格(JAS)法に基づいた指示を出したことがわかった。

 東京都によると、足立区の青果仲卸業者「大兼文喜」は去年9月、福島県産のキュウリ358箱を袋に小分けする際、山形県産や岩手県産の産地シールを貼って、スーパーなどの小売業者などに販売していたという。

 東京都は27日、JAS法に基づき、適正な表示での販売などの改善を求める指示を仲卸業者に出した。

 去年の福島第一原発事故以降で、福島県産の農産物を、産地を偽って販売していたのは都内では初めてだという。