×

NY株、89ドル高 大手企業決算を好感

2012年4月26日 9:01

 25日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、大手企業の決算が好調だったことなどを受け、ダウ平均株価は前日比80ドル以上値を上げて取引を終えた。

 アメリカでは大手企業の決算発表のシーズンを迎えているが、24日夕方にはIT大手「アップル」が市場の予想を大幅に上回る決算を発表した。25日も航空機大手「ボーイング」などが好調な決算を発表したことを受け、企業の業績の先行きについて楽観的な見方が広がり、幅広い銘柄で買いが先行した。

 また、アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は、今年の実質経済成長率の見通しを2.4~2.9%と、1月時点の見通しから上方修正したことを明らかにした。会見を開いたバーナンキ議長は、金融緩和策について「必要に応じて追加策をとる」と発言し、市場ではさらに買いが優勢となった。

 こうしたことからダウ平均株価は前日比89ドル19セント値を上げ、1万3090ドル72セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比比68.03ポイント上げ、3029.63で取引を終えた。