千葉県 東京湾沿い液状化起きやすいと分析
千葉県は、大地震が起きた際に、液状化の被害がどの程度出るかの調査結果をまとめた。震度6弱以上になると、東京湾に沿った広い範囲で液状化が起きやすいと分析している。
東日本大震災で、千葉県内では多くの場所で液状化の被害があった。千葉県はこれを受けて、県や各市町村などが行った5万本に及ぶ地中の掘削調査のデータを分析し、それぞれの地域がどの程度の地震で液状化しやすくなるかを調べた。
今回作成された地図では、震度5弱から6強までの震度別の被害の予想が示され、震度6弱以上になると、東京湾沿岸の埋め立て地などで液状化しやすい地域が広がることがわかった。
千葉県の担当者は「効果的な地盤改良など、液状化対策の実施につなげたい」と話している。