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NY株102ドル安 欧州不安広がる

2012年4月24日 8:39

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は一時、最大で180ドル余り値を下げた。終値は先週末比102ドル09セント安い1万2927ドル17セント。

 ヨーロッパと中国の景気関連の指数が不安材料になった。また、フランス大統領選挙で野党・社会党の候補が1回目の投票でトップに立ち、現職・サルコジ大統領が2位となるなど、フランスの政局に対する不透明感が市場内で高まった。こうしたことから、ダウ平均株価は先週末比102ドル09セント安い1万2927ドル17セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は先週末比30.00ポイント下げ、2970.45で取引を終えた。

 また、インターネット交流サイトの最大手「フェイスブック」は23日、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットにクラスA普通株の上場を申請した他、アメリカのソフトウエア大手「マイクロソフト」から約450億円で特許を取得することを発表。新規株式公開(=IPO)を控え、動きが活発になってきている。