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原発周辺の活断層連動で想定超える揺れも

2012年4月24日 2:34
原発周辺の活断層連動で想定超える揺れも

 原発周辺の複数の活断層が連動する地震を検討した結果、全国の4つの原発では、これまで想定していた最大の揺れを場合によって上回ることが、23日に開かれた経産省の原子力安全・保安院の専門家会議で明らかになった。

 原発周辺の複数の活断層が連動する地震は、保安院が電力会社に対して再検討を指示していたもので、その結果、北海道の泊原発、福井県の敦賀原発、高速増殖炉「もんじゅ」、島根原発では、これまで想定していた最大の揺れを場合によって上回ることがわかった。

 電力会社は「念のために連動を考えたもので、この結果によっても原発の重要な施設への影響はない」としているが、保安院は「より安全の見地に立って考え、想定する揺れの引き上げも含めて検討すべき」との考えを示した。