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再稼働めぐり、橋下市長らが官房長官と会談

2012年4月24日 14:41
再稼働めぐり、橋下市長らが官房長官と会談

 大飯原発(福井・おおい町)の再稼働をめぐり、大阪市・橋下市長らが24日、藤村官房長官と会談し、再稼働の条件としてまとめた8項目を申し入れた上で「国の安全宣言はおかしい」と政府の対応を批判した。

 橋下市長らは、再稼働の条件としてまとめた、独立性の高い規制庁を設置することや新たな安全基準を作り直すことなどを盛り込んだ8項目を申し入れた。安全性が不十分との認識を示したことに加え、電力需給もさらに精査すべきと伝えたという。

 橋下市長「政権が安全宣言をしたことは絶対におかしいですと強く申し上げた。今回、定期検査後の再稼働の手続きで進んでいますけど、国民はみんな、定期検査後の再稼働の手続きでは納得しません」

 これに対して藤村官房長官は、8項目については「将来的には考えていくべきだ」と述べるにとどまり、現時点で受け入れるのは困難との認識を示した。また、「消費者の立場を考えると電力需給に不安を感じている」などと述べたという。