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IMF、秋の総会に向け改革案の議論開始

2012年4月22日 10:36
IMF、秋の総会に向け改革案の議論開始

 主要20か国・地域(=G20)財務相・中央銀行総裁会議で、ヨーロッパの債務危機の拡大を防ぐため、主要国の財務相らが資金を拠出することで合意したことを受け、資金の拠出を受けるIMF(=国際通貨基金)では、秋に日本で開かれる会合に向けた議論が始まった。

 アメリカ・ワシントンで20日に閉幕したG20では、ヨーロッパの債務危機の拡大を防ぐためにIMFの資金基盤を強化することで各国が合意した。資金は4300億ドル集まることが確認されたが、中国など新興国は具体的な額を示さなかった。

 資金が拠出されるIMFをめぐっては、新興国が発言権の拡大を求めている。21日に開かれたIMFの会議では、新興国の発言権強化が盛り込まれたIMFの改革案について、今年秋に開かれる総会までに各国が批准を急ぐことを確認した。

 総会は今年10月に東京で開かれる。