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自民党 今夕、2閣僚の問責決議案提出へ

2012年4月18日 14:03
自民党 今夕、2閣僚の問責決議案提出へ

 自民党は18日、前田国交相と田中防衛相に対する問責決議案を提出する方針。提出された場合、参議院では野党が過半数を占めるため、可決する見通し。

 前田国交相をめぐっては、15日に投票が行われた岐阜・下呂市長選挙の告示日の前に、地元の建設業協会幹部に対し、民主党出身の候補者への支援を依頼する文書を郵送したことが明らかになり、野党は問題視している。18日の衆議院予算委員会で、自民党・伊東良孝議員は「前田国交相が署名した下呂市長選の応援文書は事前運動にあたり、違法行為だ」と厳しく追及した。

 伊東議員「選挙の直前ということを考えれば事前運動、あるいは地位利用にあたるのではないかと、このように指摘されている」

 前田国交相「私のサインした文書を、しかも国交省の封筒を取り寄せて、それに入れて送っていると。こういうような使われ方をする、こういうことになるというのは結果を知って唖然(あぜん)としていると」

 前田国交相は、自分の署名した文書が不本意な使われ方をしたと釈明した。

 自民党は18日夕方、閣僚としての資質に問題があるなどとして、前田国交相と田中防衛相の問責決議案を参議院に提出する方針。与党内には続投は難しいとの声もあるが、野田首相は問責決議案が可決されても、両閣僚を続投させる方針。