６月から改正される動物愛護法をめぐり、環境省の審議会は、動物とふれ合う癒やしの場として人気を集めている「猫カフェ」の営業を条件付きで午後１０時まで認めることにした。

　６月１日から施行される改正動物愛護法では、動物の保護などを理由に、午後８時から午前８時までの間の犬や猫の販売が禁止される。しかし、この規制が適用される「猫カフェ」の利用者らからは「猫は夜行性で、引き続き、午後８時以降の営業も認めてほしい」などの要望が出されていた。

　これを受け、環境省の審議会は、猫は１歳以上だけで、店内を自由に動き回ることができ、ストレスを感じさせないことを条件として「猫カフェ」の午後１０時までの営業を認めることにした。

　環境省は今後２年間、猫への影響などを詳しく調べた上で、再度検討したいとしている。