東京消防庁は、若い人や外国人にも人気が高まっている東京・八王子市の高尾山など都内の山登りで事故が相次いでいることを受け、本格的な行楽シーズンを前に注意を呼びかけている。

　１５日午後４時３０分頃、高尾山の山頂から、ケガをした男性登山客が東京消防庁のヘリコプターで救出された。警視庁によると、救出されたのは５０歳代の男性で、山頂で飲酒した後、下山する途中で転倒して左頬を打撲するなどケガをした。また、１５日は、午前中にも高尾山で３０歳代の外国人男性が転倒し、足を骨折するなどして救助されている。

　東京消防庁の管内では、山岳救助のための出動件数が年間２００件に迫るなど増加傾向にあり、本格的な行楽シーズンを前に、山登りにはしっかりとした準備をするよう呼びかけている。