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平壌のプレスセンターでは情報の発表なし

2012年4月13日 13:29

 北朝鮮は、発射を予告していた「人工衛星」と称する事実上のミサイルを13日午前7時40分頃に発射したものの、海に落下した。北朝鮮・平壌のホテル内のプレスセンターでは、13日午前11時を過ぎても、「衛星打ち上げ」については何の情報も発表されていない。

 「衛星打ち上げと称して、北朝鮮が事実上の弾道ミサイルを発射した」との情報を受け、平壌のプレスセンターでは各国のメディアが情報収集にあたった。NNNが、その場にいた北朝鮮の外務省関係者に「発射について何か情報はないのか」などと何度も尋ねたところ、「10分後に記者らに説明を行う準備をしている」と説明した。しかし、マイクやカメラは準備されたものの、13日午前11時を過ぎても会見は始まっていない。

 また、外務省関係者は13日午後1時半過ぎから、海外からの記者に向け、メディアツアーを行うとしている。具体的な内容は知らされていないが、「衛星のことについてです」との説明があった。その際、12日のメディアツアーと違い、「ジャケットを着用し、カメラなどの撮影機材以外、持っていかないように」との指示があった。アメリカ政府や韓国政府が「発射は失敗した」と発表する中、北朝鮮側は何を見せようとしているのか注目される。