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韓国、国防相が軍態勢を点検 施設監視強化

2012年4月12日 20:51

 北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」と称して事実上のミサイル発射を予告した期間初日の12日、発射は行われなかった。韓国では12日、金寛鎮国防相が午前の会議で軍の態勢を点検した。米韓の連合司令部は北朝鮮への監視体制を格上げしている。

 韓国国防省の報道官は12日、「北朝鮮の発射場とともに、核実験の準備ともとれる動きがみられる北朝鮮北東部の施設についても、監視を強めている」と述べた。

 一方で、これまでも繰り返されてきたミサイル発射について、一般市民の関心は高くない。上空をミサイルが通過するとみられる韓国北西沖の島では、住民は警戒しつつも普段通りの生活を続けている。

 1段目は韓国西方沖に落下する予定で、韓国政府は不測の事態に備えてイージス艦2隻を展開させている。ミサイルが発射された場合、李明博大統領は国家安全保障会議を開き、対応を協議することにしている。