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震災がれき受け入れ実験、問題なし~埼玉県

2012年4月10日 20:52
震災がれき受け入れ実験、問題なし~埼玉県

 先月25日に、東日本大震災で発生したがれきをセメントの原材料として受け入れるための実証実験を行った埼玉県は10日、製造されたセメントに含まれる放射性物質の量が国の基準値を下回ったと発表した。

 埼玉・上田県知事は、震災で生じた岩手県の木くずの受け入れを表明しており、先月25日、県内3か所の工場でセメントの原材料として受け入れるための実証実験を行っていた。10日の会見で、上田知事は、製造されたセメントや大気中に含まれる放射性物質の量が国の基準値を下回ったと発表した。

 埼玉県は、今月中旬から下旬にかけてセメント工場がある自治体の住民への説明を行う予定で、来月下旬から6月上旬には本格的な受け入れ開始を目指している。