×

投資一任業者、半数以上が外部監査受けず

2012年4月7日 4:05
投資一任業者、半数以上が外部監査受けず

 「AIJ投資顧問」による年金資金の消失問題を受けて、金融庁が行った一斉調査の結果、投資一任業者229社のうち約半数が、監査法人など外部のチェックを受けていなかったことがわかった。

 AIJが多額の年金資金を消失させた問題を受けて、金融庁はこれまで、国内の投資一任業者に対して、顧客の属性や契約の内容、外部監査の有無などについて、調査を行ってきた。その結果、監査法人など外部のチェックを受けていたのは、投資一任業者229社のうち112社と、半数以下にとどまっていたことがわかった。

 金融庁は、この調査で運用や勧誘の手法などに問題があると疑われた場合に再調査を行うとしていたが、一次調査の結果、複数の社が再調査の対象になったという。

 金融庁は27日までに報告書を再提出するよう求めている。