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仏北部の原発で小規模火災、冷却水漏れも

2012年4月6日 13:11

 フランスの原子力発電所で5日、小規模な火災が発生し、冷却水が漏れた。地元メディアは、この結果、放射性物質漏れが起きたと報じている。

 フランス北部にある「パンリー原発」で5日昼頃、火災報知機が作動し、原子炉が自動停止した。フランス電力公社などによると、原子炉2号機の冷却装置のポンプから油が漏れ、小規模な火災が2件発生したが、消防車が出動し、火はすぐに消し止められた。

 また、この火災でポンプが破損し、接合部分から冷却水が漏れた。AFP通信は「漏れた冷却水は放射性物質を含んでいた」と伝えている。一方、フランス電力公社は、冷却水は全て回収され、「環境への影響はない」としている。