京都府警の高速隊員ら警察官３人が１０年、高速道路の「休日１０００円」制度を悪用し、本来の料金を支払わずに千葉・浦安市の東京ディズニーランドへ家族旅行をしていたことがわかった。

　府警によると、１０年９月、当時、高速隊福知山分駐隊に勤務していた巡査長と別の警察署に勤務していた妻が、車で東京ディズニーランドへの家族旅行に行く際、料金上限１０００円の制度が適用される日曜日に料金所のノンストップ自動料金収受システム（ＥＴＣ）を通過、いったんインターチェンジ（ＩＣ）横の高速隊駐車場に車を止め、翌日、家族と共にこの車で旅行に出発したという。帰りも平日だったため、いったん高速隊駐車場に車を止めて土曜日になって料金所を通過し、本来往復２万４８００円の料金を７０００円しか支払っていなかった。

　別の高速隊員１人も同様の不正を行っていて、府警は「法律には触れていないが、公務員のモラルに反する行為」として、３人に口頭で厳重注意したという。