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消費増税法案を閣議決定 野党側の反応

2012年3月30日 18:58
消費増税法案を閣議決定 野党側の反応

 野田内閣は30日朝、消費税増税法案を閣議決定した。閣議決定に対する野党側の反応は以下の通り。

 自民党・谷垣総裁「財政的なバラマキというか、大きな政府としてのサービスを財政的には小さな財政でまかなえる、民主党のマニフェストにはそういうところがあった。民主党や国民新党の混乱の背景にあるものは、そういうことにケジメをつけていない。解決するには、きちっとケジメをつけていく、解散・総選挙と私は言っているわけですが、そういうことが必要だと」

 公明党・井上幹事長「社会保障の姿なき、増税先行改革であると申し上げたいと思います。(野田首相は)足元がしっかりできていない段階で、政治生命をかけるとおっしゃっているわけですけれども、これでは到底、法案の成立は見込めないというふうに申し上げたいと思います」

 みんなの党・渡辺代表「民主党は国民との約束よりも、官僚との約束を優先した。いつの間にか自民党と全く同じ政党になってしまいました」

 自民党・小泉進次郎議員「自民党も消費税を上げるべきだと言った言いだしっぺですから、その責任の部分から逃れることはできないんじゃないですか。ただ、今の与党は政府ですから、民主党ですから、一緒に話をしようとするためには、まず党内をまとめてほしい。それはやっぱり前提となるんじゃないですか」

 今後、与野党の対決の舞台は国会での法案審議に移ることになるが、自民党や公明党などは衆議院の早期解散・総選挙に追い込むとしており、激しい論戦が展開されることになる。