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“ミサイル”破片で被害のおそれも~米高官

2012年3月29日 8:41

 北朝鮮が「人工衛星」と称して事実上の弾道ミサイル発射を予告していることについて、アメリカ・国防総省高官は28日、「破片が地上に落下した場合、人的被害が出るおそれもある」として、沖縄県や韓国を含む広い範囲で警戒が必要との考えを示した。

 28日の議会下院の公聴会で証言した国防総省・ラボイ次官補代理は、「北朝鮮のミサイルの安定性には不安がある」と指摘。その上で、破片が落下した場合に備えて、沖縄県や、韓国からフィリピン、インドネシアに至る広い範囲で警戒が必要との考えを示し、「影響を受ける可能性がある国々と対策を協議している」と強調した。