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小沢氏 民主党議論打ち切りの執行部を批判

2012年3月29日 16:21
小沢氏 民主党議論打ち切りの執行部を批判

 消費税増税法案をめぐって民主党執行部が党の議論を打ち切る形で一任を取りつけたことについて、小沢元代表は29日、執行部の姿勢を批判した。

 「権力主義的な手法でもって、一方的に議論が打ち切られた。昨今の民主党の運営は、私をはるかに上回る『強引』『剛腕』のやり方で、個別の政策の賛否は別にして、こういうところに国民の支持が離れた最大の原因があるのではないか」-自身のグループの勉強会で挨拶した小沢氏は「民主党の名にふさわしい、民主的な議論の中でやっていかないといけない」などと、執行部の姿勢を批判した。

 小沢グループの中では30日、消費税増税法案が閣議決定された場合、政務3役や党役員などの辞任も取り沙汰されているが、小沢氏自身は「本当の勝負は採決のときだ」などと周辺には語っており、現段階で明確な指示は出ていないもよう。