×

NY株160ドル高 FRB議長発言を好感

2012年3月27日 8:31

 26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は先週末比160ドル90セント高い1万3241ドル63セントで取引を終えた。

 26日は、アメリカのFRB(=連邦準備制度理事会)・バーナンキ議長の講演会での発言が注目された。バーナンキ議長は講演会で、アメリカの雇用情勢は依然として厳しく、金融緩和を継続する必要性があるとの認識を示した。このため、株式市場に金が流れ込みやすい環境が続くことを期待して大幅な値上がりの材料になった。

 この結果、優良株で構成するダウ平均株価は、先週末比160ドル90セント高い1万3241ドル63セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数も大きく伸び、先週末比54.65ポイント高い3122.57だった。

 順調に伸びてきているアメリカの株価だが、ガソリン高が続いており、これが景気に悪影響を及ぼすとの見方もある。