２７日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比２３６円９１銭高い１万２５５円１５銭と、東日本大震災が発生した去年３月１１日を上回り、最高値を更新した。

　アメリカの連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のバーナンキ議長が金融緩和を継続する必要性があるとの認識を示したことを受けて、低金利政策が続くとの見通しなどから、前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が大きく値を上げた流れを引き継いだ。

　東京外国為替市場でドルに対して円が売られる傾向となったことも買い注文につながり、東京株式市場は、東証１部の約９割以上が値を上げる全面高の展開となった。東証１部の売買代金は概算で１兆４１９１億円、売買高は概算で２２億６６３６万株。