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埼玉県、震災がれきの安全性確認で実証実験

2012年3月25日 16:35
埼玉県、震災がれきの安全性確認で実証実験

 東日本大震災のがれきの受け入れを表明した埼玉県は25日、熊谷市のセメント工場で安全性を確認するための実証実験を行った。

 埼玉・上田県知事は、震災で生じた岩手県の木くずの受け入れを表明していて、県内3か所の工場でセメントの原材料として再利用する方針。25日の実験は、製造されたセメントと大気中に放出される放射性物質の濃度の測定などで安全性を確認するのが目的で、結果は随時、ホームページなどで公表される。震災がれきの広域処理で木くずをセメントの原材料として利用するのは初めて。

 埼玉県は今後、実験結果を踏まえて住民説明会を開き、理解を得た上で受け入れを開始する予定。