去年の台風１２号の豪雨で園舎に大きな被害を受けた和歌山・那智勝浦町の保育所で２４日、卒園式が行われた。

　那智勝浦町の「井関保育所」は、台風で園舎に土砂が流れ込んだため、町内の別の施設で保育を続けている。しかし、卒園式は通い慣れた園舎で行いたいとの声が園児と保護者たちから上がり、土砂を取り除いた元の園舎で式が行われた。

　卒園する園児３人は「保育所でたくさんの思い出ができました」とお別れの言葉を述べた。

　保育所は、補修工事のため来年度は休園するが、工事が完了し次第、保育を再開する予定。