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被害届“受理せず”旅行 警察庁長官が批判

2012年3月22日 14:46
被害届“受理せず”旅行 警察庁長官が批判

 去年12月に長崎・西海市で起きたストーカー殺人事件で、千葉県警習志野署の担当者らが、被害届の受理を遅らせた直後に慰安旅行に行っていたことについて、片桐裕警察庁長官は22日、「危機意識の欠如だ」と批判した上で、事実関係を調査することを明らかにした。

 片桐長官は「危機意識が欠如していたことの表れではないかと言われてもやむを得ない。詳しく事実関係を調査させたい。報告が遅れたことについても、あわせて調査させたい」と述べ、全国の警察に対し、常に緊張感を持つよう指導する方針を示した。

 また、慰安旅行について警察庁に報告はなかったとした上で、公表された検証結果でこの件に触れていないことについても調査すると述べた。