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NY株、終値68ドル安 中国の景気懸念

2012年3月21日 9:15

 20日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、優良株で構成するダウ平均株価は前日比約70ドル値を下げて取引を終えた。

 20日のニューヨーク株式市場は、中国の景気への先行き懸念が重しとなり、ダウ平均株価は朝方から大きく値を下げた。建設機械大手「キャタピラー」が値を下げた他、素材・資源関連の株も売られた。さらに、アメリカの2月の住宅着工件数も注目された。住宅関連は裾野が広く、景気に与える影響が大きいためだが、結果は市場予想より下回ったため、マイナスの要因となった。

 この結果、ダウ平均株価は前日比、一時110ドル以上値を下げる展開となった。終値は、前日比68ドル94セント安い1万3170ドル19セントだった。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比4.17ポイント安い3074.15だった。