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「衛星」備え、先島諸島にPAC3配備検討

2012年3月20日 2:48
「衛星」備え、先島諸島にPAC3配備検討

 北朝鮮が予告した「人工衛星」の打ち上げに備え、日本政府が地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」を沖縄・石垣島を含む先島諸島に配備することを検討していることが明らかになった。

 日本政府関係者によると、北朝鮮が国際海事機関(IMO)に事前通報した内容を分析した結果、予想される「人工衛星」の軌道に日本の領土である先島諸島上空が含まれることから、日本政府は部品などの落下に備え、PAC3を石垣島を含む地域に配備することを検討しているという。

 北朝鮮の事前通報によると、発射スケジュールは来月12日から16日までの午前7時から正午までで、衛星を積んだロケットの1弾目の落下海域として韓国南部・全羅道の西の沖合を、2弾目の落下海域としてフィリピン・ルソン島の東の沖合を設定している。

 日本政府は、アメリカや中国、韓国など関係各国と連携し、北朝鮮に対して発射の自制を求める方針。